【旨味処 朋】四季を越えて旬を味わう、地産地消の可能性を拓く居酒屋

2025.01.15

広電廿日市駅の目の前に位置する「旨味処 朋」では、地元食材の魅力を活かした多彩なメニューが提供されている。夫婦が二人三脚で営むこのお店は、地元の漁師や農家と強い繋がりを築き、地域の恵みを最大限に活かした料理を提供している。

魚も牡蠣も絶品!地元海産物へのこだわり

「旨味処 朋」の最大の特徴は、廿日市で生産された新鮮な食材をふんだんに使用している点だ。大将は釣りが趣味で、長年に渡って地元漁師との関係を築いてきた。そのため、仕入れる鮮魚は抜群の鮮度を誇り、訪れる人々を魅了している。

サワラの炙り

お客さんから絶品と評されるサワラは、噛みしめるほどに、旨味が口の中に広がる。

地ダコの刺身

じっくり低温調理された地ダコはプリプリで柔らかく、一度食べればやみつきに。

牡蠣の昆布蒸し

宮島で牡蠣を生産するマルアキ水産の生食用牡蠣を使用している。時期により筏を移動させながら丁寧に育てられた牡蠣は、大粒で濃厚な味わいが自慢。

全国規模コンテストで最優秀賞に輝いた廿日九条葱を使用

地元農家プログレッソの山本貴志さんが栽培するブランド葱「廿日九条葱」は、2023年オーガニックエコフェスタで青ネギ部門の最優秀賞を受賞したほどの名産品。「旨味処 朋」では、この廿日九条葱を使用したメニューを多数取り揃えている。

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廿日九条葱の塩焼き

シンプルながらも葱本来の香りと食感を堪能できる一品。

切った瞬間にとろっとしたエキスが出るほど糖度が高く、強い香りとシャキシャキ食感が料理に深い味わいを加えている。

地産地消を支える技術と新たな挑戦

「旨味処 朋」では、マイナス60度の冷凍庫や真空包装機を駆使して、地元の食材を長期間鮮度を保ったまま提供できる環境を新たに整えた。届いたばかりの海産物を急速冷凍し、真空保存することで鮮度を損なわずに保管できるため、旬の魚を年中楽しめる。この技術によって、季節ごとの供給に左右されることなく、地元の食材の魅力を幅広い人々に届けることが可能になった。

さらに、地元産の食材を使った加工品の製造・販売にも着手している。「食材をお店で提供するだけでなく、廿日市で獲れた美味しいものの価値を発信していきたい」と大将は語る。地元の漁師や農家が届ける食材は供給量が安定しないことが多いが、この取り組みによって一般のお客さんやホテルへ卸すなど、地産地消の可能性をさらに広げることを目指している。

地域と共に歩む居酒屋

ランチ営業や居酒屋として地元客に愛される「旨味処 朋」。その評判は口コミやテレビを通じて遠方にまで広がっている。夫婦の地元食材へのこだわりと丁寧な仕事が、地域内外の多くのファンを惹きつけている。
廿日市の魅力を再発見できる「旨味処 朋」で、地元食材を活かした心温まる味わいをぜひ楽しんでほしい。


おいしい魚料理と種類豊富なおばんざいがうれしい居酒屋さん 【旨味処 朋】

2020年6月に10周年を迎え、移転リニューアルオープンした旨味処朋。 広電廿日市駅の目の前という抜群のアクセス。古き良き形を残したシックな外観が印象的なお店だ。「自分が釣ってきた魚を食べてもらいたい。」と、大将が瀬戸内や浜田、九州、時には沖縄で釣った魚の料理と、毎日変わる種類豊富なおばんざいが評判で、地元のものを中心におすすめのお酒も揃っている。