【ファイネスファーム】大下泰司さん・古田孝太郎さんの玉ねぎとほうれん草
2025.10.20
介護事業から農業へ―未経験からの挑戦

廿日市市の山間部・玖島に広がる、ファイネスファーム。介護事業を営む株式会社ファイネスが立ち上げた農業部門です。代表の大下泰司さんと古田孝太郎さんが、全くの未経験から挑戦を始めました。
約100人の従業員の中で、唯一手を挙げたのが大下さんでした。廿日市市の紹介で見つけた休耕地は、草ぼうぼうの状態。「草刈りから始めて、本当にゼロからのスタートでした」と大下さん。それでも諦めず、現在では6棟のビニールハウスを構える立派な農場に成長しました。
恵まれた環境とこだわりの栽培

ファイネスファームでは、ほうれん草や玉ねぎなど多品目を栽培しています。梅雨時期の収穫後、湿気対策としてハウス1棟を丸ごと保管庫にするという工夫により、良い状態で保存できるようになりました。
玖島は昼夜の寒暖差があり、水が豊富で綺麗な地域。この恵まれた環境が美味しい野菜を育みます。生産物は廿日市地域と佐伯地域の学校給食にも供給され、多くの子どもたちの食卓に届いています。
「玉ねぎノンオイルドレッシング」で広がるブランド

2023年、自社栽培の玉ねぎを使った「玉ねぎノンオイルドレッシング」を開発しました。
「加工品を作ることで、ファイネスというブランドを確立したかったんです」と古田さん。サラダだけでなく、肉や豆腐にも合うと好評で、Aコープファーマーズみやうち、JA産直ふれあい市場「よりん菜」、玖島花咲く館で販売中。今後は人参ドレッシングの開発も計画しています。
やりがいと未来への展望

「野菜がうまくできて、子どもたちに食べてもらえる。それが一番のやりがいです」と古田さん。大下さんも「栽培スケジュールを考えながら育てた野菜がうまく育つと、本当に楽しいですね」と語ります。
現在、InstagramやFacebookで情報発信を行い、「ファイネスファーム新聞」も発行しています。「今後も安心・安全な食べ物を提供して、ファイネスをもっとブランド化していきたいです」と大下さん。介護事業から始まった新たな挑戦は、これからも廿日市の農業を盛り上げていきます。
記事引用元:FMはつかいち〈はつかいち産がさいこー!〉

| 生産者名 | 株式会社ファイネス ファイネスファーム 大下泰司さん・古田孝太郎さん |
| 生産地域 | 廿日市市玖島 |
| 生産物 | ほうれん草、玉ねぎなど |
| 生産時期 | ほうれん草(10月〜6月)、玉ねぎ(6月〜9月) |
| 購入可能場所 | Aコープファーマーズみやうち、JA産直ふれあい市場「よりん菜」、玖島花咲く館 |
| SNS | Instagram:https://www.instagram.com/fineness.official/ Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100054495699053 |


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