【ゆめタウン廿日市店】地域と未来を繋ぐ食品ロス削減プロジェクト

2025.01.14

中国・四国・九州エリアに「ゆめタウン」を展開する株式会社イズミでは、SDGs推進課を設け、食品ロス削減を含むさまざまな取り組みを展開しています。今回はその一環として、「ゆめタウン廿日市店」で実施されている具体的な取り組みについて、支配人の空さん、食品店長の中村さん、食品次長の杉本さんにお話を伺いました。

子ども食堂支援につながる「もぐもぐチャレンジ」

2021年4月に始まった「もぐもぐチャレンジ」は、食品ロス削減と地域貢献を同時に実現する画期的な取り組みです。期限の迫った商品には「もぐもぐシール」という専用シールが貼られ、このシールを購入者が寄付金として利用できる仕組みになっています。

店内食品売り場レジ横に設置された「もぐもぐチャレンジ」コーナーに剥がしたシールを貼り付けることで、集まった枚数分の金額が地域の子ども食堂へ寄付されます。「もぐもぐチャレンジ」を含む取り組み全体により、店舗では1年間で約150万円分もの食品ロス削減を達成しました。

ゆめタウン廿日市店では、「はつかいちこども食堂TOMO」や「うめはらこども食堂」に寄付を行っています。子ども食堂から届いた感謝の手紙や活動報告はコーナーに掲示しており、その成果を購入者自身も確認することができます。

家庭の食品ロスを削減する「フードドライブ」活動

「フードドライブ」も廿日市店で注力している取り組みの一つです。家庭で余った食品を回収ボックスに集め、地域の福祉法人へ寄付する仕組みで、飲料や加工食品、調味料など、月ごとに約50kgの食品が寄付されています。

これらの食品は、母子家庭支援など地域ニーズに応じて活用されており、食品ロスの削減と同時に地域社会への貢献を実現しています。

さまざまな手法で消費者意識を啓発

商品の陳列方法を工夫し、期限の近い商品が手前にくるよう配置し、賞味期限間近の商品に割引を適用するなど、これらは食品販売の日常業務として定着している手法です。

消費者に対しても、「すぐに食べる場合には期限の近い商品を選んでも問題ない」という意識づけを行うことで、販売期限切れによる食品の廃棄を減らす効果が期待されています。

地域と共に歩む未来へ

企業として食品ロス削減に取り組むことは、地域社会と連携しながら持続可能な未来を築くための重要な一歩です。「取り組みに協力いただくことで、“食品ロスや地域貢献に参加している”という感覚をみなさんに持ってもらえたら嬉しい」と杉本さん。地域住民が主体的に参加し、食品ロス削減と地域貢献の双方に貢献できる環境を整えています。

取材日:2024年12月12日

店名ゆめタウン廿日市
所在地広島県廿日市市下平良二丁目2-1
アクセス「廿日市IC」から車で約8分
「JR 宮内串戸」からタクシーで約7分
「廿日市市役所前」から徒歩で約7分
電話番号0829-34-1311
営業時間・直営売場 09:00~21:00
・専門店(一部専門店除く) 10:00~21:00
・フードコート 10:00~21:00
・レストラン街 11:00~21:00
営業日年中無休
ホームページhttps://www.izumi.jp/tenpo/hatsukaichi