フードドライブイベントを実施しました!~廿日市市×山陽女子短期大学×フレスタ~
2025.10.20
そもそもフードドライブとは?
「フードドライブ」とは、ご家庭で使いきれない未開封の食品を集め、必要としている方へ寄付する活動です。廿日市市では、令和5年4月から市窓口での食品の受付を開始し、環境イベントなどでも、フードドライブへの協力を呼びかけてきました。この度の協定の締結により、フレスタ廿日市住吉店に食品回収ボックスを常設いただき、更に幅広く食品の寄付を受け付けられる体制となりました。
フレスタのこれまでの取り組みと新たな一歩

フレスタでは、これまでもサステナビリティを掲げ、食を大切にする想いのもと、子ども食堂への寄付やSDGsに関連したさまざまな取り組みを続けてきました。これらの取り組みを牽引している、SDGs推進室の迫本さんからお話を伺いました。
「スーパーマーケットはただ商品を売って終わりではありません。お客さまに手に取っていただいた商品のひとつひとつには生産者はもちろん、製造や運搬に関わる方など、いろいろな方の思いが込められています。だからこそ、商品をお買い上げいただいた後も無駄なく使い切ってほしいと願っています。」
――迫本さんのそんな想いが活動の背景にあります。
フードバンクに寄附する活動は数年前から実施をしていましたが、今回、店頭フードドライブというかたちで、廿日市市と廿日市市社会福祉協議会と正式にタッグを組み、地域と一緒に活動を広げていくことになりました。
そして、9月28日からは、フレスタ廿日市住吉店に「食品回収ボックス」が常設され、店を訪れる方が気軽に寄付できるようになりました!
山陽女子短期大学の学生が呼びかけ!「食べきりレシピ」も配布

回収ボックスの設置初日となったこの日、山陽女子短期大学・食物栄養学科の学生たちも参加しました。午前10時からの配布前に、SDGs推進室の迫本さんから「声のかけ方」をレクチャーしてもらう学生たち。学生たちは自ら考案した「食べきりレシピ」を来店された方にお配りしながら、フードドライブへの協力も呼びかけるとともに、広島県の事業の野菜鮮度保持袋の配布も行いました。



最初は声をかけるのに緊張していた学生も、お客さまから
「作ってみますね!」
「参考になります」
と声をかけてもらい、笑顔でやり取りする姿が印象的でした。店頭には立ち止まって話を聞いてくださる方もいて、短い時間ながら温かな交流が広がりました。


さらにこの日は、持参された食品も少しずつ集まり、お昼前には箱の3分の2ほどが埋まる成果に!初日から予想以上の反応があったことに、参加した学生は嬉しそうな表情を見せていました。
「フードドライブ」のこれから
今回の取り組みは始まったばかりですが、フレスタ、廿日市市、廿日市市社会福祉協議会、そして地域の人たちが一緒に力を合わせることで、食品ロスを減らし、支援を必要とする人へ食品を届ける「フードドライブ」が少しずつ根づいていくのではと思います。
「もったいない」を「ありがとう」に。
寄付された食品ひとつひとつに、誰かの思いや優しさが込められています。
これからも、ともに助け合える思いやりのある社会を目指し、取り組みを続けていきます。

取材日 : 2025年9月28日


