〈はつかいちmottainai大作戦レシピ〉佐伯長なすとピーマンの塩麹味噌炒め

2025.07.19

夏の廿日市市では、昼夜の寒暖差がある山間部で育った野菜が、甘みとうまみをたっぷり蓄えて旬を迎えます。中でも、30cm超の立派な見た目を誇る「佐伯長なす(さいきながなす)」は、皮がやわらかく種が少ないのが魅力の夏野菜。火を通すととろけるような食感になり、甘みもふんわり広がります。
そんな「佐伯長なす」を主役にした、野菜の味が引き立つ夏のおかずをご紹介します。


材料(2〜3人分

・長茄子 1本(約300g)
・ピーマン 1個(小ぶりなら2個)
・豚バラ肉 80g
・(A)塩麹 大さじ2
・(A)味噌 大さじ2
・(A)はちみつ 20cc
・酒 大さじ1


つくり方

①調味料を合わせておく


Aの調味料(塩麹、味噌、はちみつ)を混ぜ合わせておく。
はちみつの種類はお好みのものでOK。

②具材を切る


ナスとピーマンは大きめの乱切りに。ナスは油で炒めるなら、基本的にアク抜き不要。
特に佐伯長なすはアクが少ないので、水にさらさずそのままでOK。豚肉は5cmほどに切る。

③豚肉を焼く


豚肉はフライパンに入れてから中火で加熱(フライパンはコールドスタート)し、脂をじっくり出す。
火が通ったら、一度お皿に取り出す。炒めた後の脂は拭き取らず、そのままにしておく。

④野菜を炒めて蒸し焼きにする


豚肉から出た脂で野菜を炒める。すぐにフタをして中火で約8分間蒸し焼きにする。

⑤野菜と肉を合わせて仕上げる


野菜がしんなりしたら酒を加え、豚肉を戻して調味料Aを全体に絡める。
全体に味が行き渡るように軽く炒め合わせたら完成。

完成

ご飯のすすむ甘じょっぱい味で、暑い日にもモリモリ食べられる夏のおかず。ぜひご家庭でも試してみてくださいね。


レシピを教えてくれたのは

廿日市市上平良「レトロカフェ ねこのしっぽ」
店主・栗栖 美保さん

〈ここがポイント!〉

油を使わず、豚肉の脂だけで炒めると軽やかに仕上がります。肉なしで作る時は、あらかじめ先にナスに少量の油を絡めてから炒めると、油の吸いすぎを防げますよ。
ナスの皮が気になる場合は、ところどころ縦に皮をむいてもOK。

レトロカフェ ねこのしっぽ

丁寧に手作りされたランチやスイーツが楽しめる、猫好き店主の隠れ家カフェ「ねこのしっぽ」。季節の野菜をふんだんに使った週替わりのプレートランチや、大豆ミートのキーマカレー、素材にこだわったスイーツも人気。
体にやさしいひと皿を求めて、ふらりと立ち寄りたくなるお店です。

佐伯長なす(さいきながなす)を提供してくれたのは

甲斐農園・甲斐仁(かい ひとし)さん

廿日市市玖島で「佐伯長なす」を育てる甲斐仁さんは、ナスを中心とした多品目栽培を行っています。
収穫時期をずらしながら品質と作業の分散を工夫し、キャベツや里芋なども栽培。
耕作放棄地を受け継ぎ、地域の支援を受けながら未来に繋げる農業に取り組んでいます。

佐伯長なすが買える場所

店名JA産直ふれあい市場 ・よりん菜
所在地廿日市市地御前1-22-30
電話番号0829-36-2831
営業時間9:00~18:00
定休日盆、年末年始
ホームページhttps://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=804