【岡村養豚場】岡村昭男さんの瀬戸もみじ豚

2025.12.22

60年続く養豚場

廿日市市のアルカディアキャンプ場から少し上った自然豊かな場所に、約60年続く『岡村養豚場』があります。現在は2代目の岡村昭男(あきお)さんが、妻や父とともに営んでいます。母豚約40頭、子豚は常時200頭前後を飼育し、広島県産ブランド豚「瀬戸もみじ豚」を生産する、廿日市市では数少ない貴重な養豚場です。

牡蠣殻と湧水が生む、広島ならではの味わい

「脂が甘くなって、肉本来の旨味が味わえると思います」と話す岡村さん。瀬戸もみじ豚の特徴は、飼料に牡蠣殻パウダーを混ぜてミネラル豊富に育てていること。さらに、極楽寺山麓の湧水を含む地下水をポンプで汲み上げて豚に与えています。「豚は水をよく飲まないと餌も食べない」ため、水の質と量には特にこだわっています。加えて、ハウス型豚舎の片側に給水設備、反対側に餌場を配置することで、豚が自然に運動するよう工夫。この運動により肉がよく締まり、甘い脂としっかりした肉質を両立した、瀬戸内・広島ならではの豚肉が生まれます。

365日休みなし、豚と向き合う日々

生き物相手の仕事は、休みがありません。朝8〜9時頃から作業を始め、まず豚舎を一周して異常がないか確認。餌やり、清掃、給水、体調不良の豚への薬の投与などを行います。豚は生後2〜3か月でかなり大きくなり、約半年で体重100kg前後に達して出荷されます。
近年では豚熱の影響のため、「場内は豚熱などの伝染病対策のため、日々消毒や立ち入り制限をし、衛生管理を行っています」と岡村さん。週1回のペースで出荷作業があり、「元気がない豚は良くない。皆さんに健康な豚を食べてもらいたい」という思いで、家族総出で日々のケアに取り組んでいます。

ふるさと納税や直売所で手に入る地元ブランド

瀬戸もみじ豚は、廿日市市のふるさと納税返礼品として選べるほか、地元ではJA産直ふれあい市場「よりん菜」、JR宮内駅近くの精肉店「肉の菊貞」で主に扱われており、菊貞ではほぼ専属で岡村養豚場の豚肉を仕入れています。
岡村さんのおすすめは、ロースを厚切りにしてステーキのように焼き、塩コショウのみで味付けする食べ方。シンプルな味付けが脂の甘みと肉の旨味を最も感じやすいそうです。
「地産地消の日に1日でもいいから地元ブランド豚を使ってほしい」と願う岡村さん。特別な日やお祝い事に、ぜひじっくり味わってほしい、廿日市が誇るブランド豚です。

生産者名岡村養豚場 岡村昭男さん
生産地域広島県廿日市市原
生産物瀬戸もみじ豚(広島県産ブランド豚)
生産時期通年(週1回出荷)
購入可能場所ふるさと納税返礼品、JA産直ふれあい市場「よりん菜」、肉の菊貞