【阿部農園】阿部勝也さんの佐伯長なす(さいきながなす)

2025.07.15

Uターンから始まった、ナス農家の道

廿日市市津田で「佐伯長なす(さいきながなす)」を育てる阿部勝也さん。広島県立農業短期大学を卒業後、事務職として働いていましたが、ご両親の後を継ぎUターン。農業の道へ本格的に踏み出して20年以上。現在は「佐伯長ナス部会」の一員として、地域の若手農家とともに佐伯長なすのブランド力向上にも取り組んでいます。

30cm超えの「おお長なす」、その輝きと旨味

阿部さんの畑では、長さ30〜40cmにもなる大きなナスを育てています。皮は薄く、輝いていて、火を入れるととろけるようにやわらかくなるのが特徴。甘味があり、「ナスそうめん」や「ナスのお好み焼き」など、夏の定番料理にもぴったりです。種が少なく、苦みが出にくいのも人気の理由のひとつです。

朝採りで、最高の鮮度を届けたい

収穫は朝6時ごろからスタート。夜のあいだに果実にたっぷりと水分と旨みが蓄えられるため、その一番おいしい瞬間を逃さず収穫します。さらに出荷前には手作業で一本ずつ拭き、ツヤのある見た目に整えて店頭へ届けます。

佐伯地区の気候が味を決める

廿日市市佐伯地区は、豊かな水資源や昼夜の寒暖差によって長茄子の生育に適した土地。昼にしっかり栄養をため込み、夜にじっくりと果肉へと送り込まれることで、旨みのあるナスに育ちます。「この土地だからできる味」と阿部さん。地域の環境に感謝しながら、今年も立派なナスを実らせています。

記事引用元:FMはつかいち〈はつかいち産がさいこー!〉

生産者名阿部農園 阿部勝也さん
生産地域廿日市市津田
生産物長茄子
生産時期 佐伯長なす:6月〜10月終わり頃(朝採り・数量限定)
購入可能場所JA産直ふれあい市場・よりん菜、他近隣スーパーなど