第2回 親子で学ぶ「エコ料理教室&お買い物体験」

2026.02.12

1月24日、株式会社フレスタの協力のもと、廿日市中央市民センターで「親子でエコ料理教室&お買い物体験」を開催しました。
昨年10月に実施し、好評をいただいた企画の2回目の開催です。

「買う」「つくる」「食べる」という日常の行動を入り口に、親子で楽しみながら食品ロスについて考える時間となりました。

“食品ロス”ってなんだろう?

イベントの始まりは、フレスタの方による食品ロスのお話から。

世界では「まだ食べられるのに捨てられてしまう”もったいない”食べ物」がたくさんあることや、
日本では一人あたり毎日食べ残しはどれくらい出ているか、クイズを交えながらわかりやすく教えていただきました。

「必要な分だけ買うこと」
「食べ切れる量を作ること」

など、食品ロスを減らすために、お店では必要なものを必要な分だけ買うと、家計にも環境にもやさしいとアドバイスをいただきました。こどもたちもうなずきながら、真剣に耳を傾けていました。

お話のあとは、参加者が4つのチームに分かれ、お買い物リストとお財布を手に、お買い物体験へ出発です!

お買い物体験!フレスタ廿日市住吉店へ

徒歩数分でフレスタ廿日市住吉店に到着。
副店長さんにご挨拶をし、お買い物がスタートしました。

チームごとに異なるお買い物リストを見ながら、

「どこに置いてあるかな?」
「これは多すぎない?」

みんなで相談しながら、売り場を回ります。

お買い物カードの食材リストには、その食材の数や重さなどが書かれています。
食材や商品のパッケージの裏面に記載されている重さなどを確認しながら、余りが出にくい商品を選ぶのも大切なポイントです。

「3袋だと多いかも」
「今すぐ使うから、見切品でもいいよね?」

実際の売り場で考えることで、“食品ロスを出さない買い物”がぐっと身近になっていきます。

食材を選び終わったら、チームごとにレジでのお会計です。
今回はオールセルフレジにチャレンジ!画面を見ながら、こどもたち自身が操作します。


全チーム、無事に全員お会計まで終えることができました。

花井綾美先生から”食べきりのコツ”のお話

市民センターに戻って、エプロン・三角巾・マスクを着け、調理の準備です。
講師は“野菜ソムリエ上級プロ”の花井綾美先生。

調理に入る前に、花井先生からお野菜についてのお話がありました。

「にんじんに皮はあるかな?」

「皮あるよ!」
「え!ないよ!」

「皮はむいた方がいいと思う?」

「おうちではむかないよ!」
「むいたほうが食べやすいと思う!」

こどもたちは元気な声で自分の考えを伝えてくれます。

実は、野菜の皮と実の間には栄養が多く含まれていること、皮をむいてしまうと、その大切な栄養も一緒に捨ててしまうことを、イラストを使って丁寧に説明してくださいました。

「この栄養は体を元気にしてくれるもの。だから、出来るだけまるごと食べてみようね」

「でも、玉ねぎの皮って食べられるの?」
「ピーマンの種は食べられないんじゃないの?」

こどもたちから次々と質問が出ます。

「スーパーで売っている野菜は、基本的に全部食べられるものです。ただし、硬くて食べにくい部分は無理に使わなくても大丈夫!おいしく食べられることが一番大切ですよ」

皮や種もみんな食べられると聞いて驚いていましたが、”無理なく、美味しく”という花井先生の言葉に、みんな安心した様子でした。

調理スタート!“お野菜まるごとナポリタン”

この日のメニューは”お野菜まるごとナポリタン”。

少し緊張しながら包丁を握るこどもたち。
低学年のこどもたちには保護者が付き添い、安全に気をつけながら作業を進めます。

高学年のこどもたちは手慣れた様子で、次々と野菜をカット。
日頃からお手伝いをしている様子が伝わってきました。

玉ねぎの皮を細かく刻みながら、
「かつおぶしみたい!」
と工夫する子も。

ピーマンが苦手な子には、
「輪切りにすると繊維が切れて食べやすくなりますよ」
と花井先生からアドバイスがあり、切り方を変えて挑戦する姿も見られました。

「どうしたら食べやすくなるか」を考えながら調理する姿が、とても印象的でした。

食材のカットを終えたら、調味料と合わせて炒めます。炒める作業も、焦がさないように真剣そのもの。
ついに“お野菜まるごとナポリタン”が完成です!

みんなで「いただきます」!

「いただきます!」
「家で作るよりおいしい!」
「皮が入ってても気にならないね」

あちこちから楽しそうな声が聞こえてきました。

さらにこの日は、フレスタの方からのサプライズとして
デザートの「ふるふる♪ミルクプリン」が登場。今回はイチゴバージョンです。

賞味期限が比較的短く、食品ロスになりやすい牛乳も、工夫次第でおいしいデザートに変身します。
思いがけないご褒美に、こどももおとなにも笑顔が広がりました。

食品ロス削減マスターに認定!

食後はチームごとに後片付けをし、使わずに残った野菜の皮やヘタを見せ合いました。

玉ねぎの皮やピーマンのヘタなどは少し残ったものの、普段なら捨ててしまう部分を料理に使えたことに、保護者の方からも感心の声が聞かれました。

「楽しかった!」
「食べられないと思っていた皮とか、美味しく食べられてよかったです」
「食べられないピーマンを、工夫して細かく切ったり、今までは食べたことがなかった種をいれるなど、挑戦してみました。美味しく食べることができました!」

なかにはピカピカのお皿を見せてくれる子もいて、達成感いっぱいです。

そして、花井先生から頑張ってくれたこどもたち全員に「もったいない!食品ロス削減マスター」の賞状が手渡されました。

未来へつながる、小さな一歩

締めくくりには、廿日市市の方からのお話です。

「廿日市市では、毎月20日と1日に冷蔵庫の中を整理し、食品を使い切る”冷蔵庫レスキュー20・1”運動を推進しています。食品ロスが減ることで、ゴミ処理にかかる燃料やコストも削減され、環境にも良い影響があります。買いすぎず、作りすぎず、家庭から出るごみを減らせるように、ご家庭でも出来ることから少しずつ取り組んでみてください」

こどもたちの元気な「はい!」の声と拍手のなか、イベントは終了しました。

今回の感想を伺ったアンケートでは、

「今日は楽しすぎました!また開催してほしいです」
「無駄なものは買わないように、よく考えてから買うようにします」
「ご飯を絶対残さないようにします!」
「買い物から本格的なお料理が作れて、食品ロスについても知ることができてよかったです」

といった声が寄せられました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

この日の体験が、日々の暮らしの中で食品ロスを減らす小さな一歩につながれば嬉しいです。


取材日 : 1月24日(土)